なんでも何も、こんなチャラ男とおソロなんて嫌に決まってる。私だったらすぐ髪を変えるね。



弘也はパッツン前髪の印象が強かったから、短髪な弘也はまだ見慣れない。


短くなっても、チャラさは消えてないんだね。不思議だ。




「鷹也はイメチェンしようとは思わねぇのか?」



そう尋ねたのは、長髪からきてれつな髪型にイメチェンした剛。



こいつの髪は、似合う以前の問題だ。


本人が誇らしげだからもう何も助言するつもりはないけど、半分坊主なのはやっぱり変。昔の方がまだ優美で良かった。



あ、言っときますが、あくまで私個人の感想です。



「めんどいから、俺はそういうのいいわ」



たかやんらしいな。


うん、たかやんはそのままが1番だよ!

茶色の短髪がそんなに似合うのは、たかやんしかいない!ヒューヒュー!




「俺も、イメチェンしてみよっかなー」


「髪を真っピンクに染めるって?しょうがない、手伝ってやろう」


「んなこと言ってねぇよ!!」



私は甘い卵焼きを頬張りながら、朔をからかった。