話に乗っかってきてよ。ノリ悪いぞ。


そういうとこがポンコツなんだよ。



それとも、何?幼なじみだからこんなに冷たいの?だとしたら、痛い目に遭わすよ?



「今、すっごくあんたにデコピンしたい」


「は!?なんでだよ!」



朔はすぐさまおでこを抑えた。

警戒しすぎだろ。



「すんなよ!?絶対すんじゃねぇぞ!?」


「それフリ?」


「ちっげぇわ!!」



フリにしか聞こえないなあ~?


ニヤニヤしながら、右手をデコピン仕様にした。




「俺の顔を傷つけたら殺す」


「殺されたら、倍返しで殺す」


「殺されてたら、やり返すの無理だろ!」


「朔が私を殺せるわけないじゃん」




あははっと失笑してやったら、朔がムッと目をつり上げた。


本当のことだから、言い返したくても言い返せないんでしょ?ざまあみろ。