「あ。」


ベランダの窓からこちらを見つめるあいつがいた。

私の声に気づいた翔は同じ方向を見るなり

「疾風!!!!?????」


え?なに?



知り合い???


「え?知り合いなの?」

そう聞くとベランダが開いてあいつが出て来た

「相変わらずお前のバイクは物静かだな.....翔」


そう言うと私には見せたことのない笑みを翔に見せた。


「ちょ、ちょっと!!なに!?いつから知り合いなの!?」

ようやく私の話を聞いてくれた二人。


「知り合いって....男子校同じだしクラス一緒だけど?
なんなら席も隣同士だぜ?」


あ......終わったわ......



私がどこかで想像していた


いつの間にか想像し遅れていた


そんな日々が




現実になっていった.......