近くの坂道をエンジンを切って駆け下りる
ここの住民はうるさいのが嫌いだから
いつも坂の上でエンジンを切ってから
走行するのがバイクのルールだ。
厳しいと言う人もいるけど
静かに暮らせるから私は好きだ
排気ガスも少ないわけだし
「着いたぞ。大丈夫か?」
ヘルメットを取って降りると私のヘルメットを取ってくれた
「あ、ありがとう....。」
「おう!」
彼はいつもなんの気なしにこう言うさりげない優しさを見せてくる
まるであいつとは正反対だ
そう思いながら向かいの家のベランダを見る
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