「何お辞儀してんだよ.....」
「え?」
声がする方向を振り向くと
そこには懐かしの顔が立っていた
「......翔......」
「久しぶりだな。理沙」
なんでだ.....
最近は何年振りの再会というものが流行っているのか?
翔とは中学校1年生から3年生まで中学校の思い出を全て捧げた人だ
「まさか...ここにいるとはな」
そう言ってバイクにまたがりながら私を見る
「...なんでここに?」
「たまたま通りかかったんだよ」
あ、嘘ついた。
「嘘だ」
「ばれた?」
翔はいつも嘘をつくと顎を触る癖がある
「..その癖治らないなら病院行く?」
指をさしながら翔に話す
「..いや、いいわ」
と翔も笑いながら私に話す