この日は疾風くんのままに


病院に連れて行ってもらった


帰りは一人で帰るといい


病院まで送ってもらった


「伊藤理沙さ〜ん中へどうぞ〜」

看護師さんが私の名前を呼ぶ

恥ずかしくて素早く中に入る

「インフルエンザですね」


「え?」


終わった.....


この18年間一度もインフルエンザにかかったことのない私が

とうとうインフルエンザに負けたのだ


「クックックッ!ザマァ見ろ〜理沙〜!お前が昨日あんなところで夜中まで喋ってるのが悪いんだぞ!」

「な、何よ!!」


「あら?高熱すぎて幻覚が見えてるわね.....」

先生の心配する声も今の私には遠くに聞こえる