「何ニヤニヤしてんの?きもいよ」


こいつの一言で私は我に返った


ムカつくわ〜なぁによ!

自分がイケメンだからって調子乗りあがって



「...ゴホン....で、なんのようですか?」

私は一度咳払いをして冷たく聞いた

「あぁ...これ、あんたの親いないんでしょ?俺の親が持って行けって。
 俺、向かいに住んでるやつだから」




え????

それって



「さ、、榊......さん?」


私は疑いながら聞いて見た


「そうだけど?」




え.......向かいにこんなイケメンが住んでいるなんて.......




「じゃぁ。それだけなんで。」



そう言って後ろを振り向き去っていく


私はただ後ろ姿を眺めながら



あまりの自分の周りの見なさに



驚いていた