とある遊園地



人気のない月曜日の夜に


観覧車に乗り込む二人



小さなライトがいくつも集まった夜景は


とても大きく感じた。




「あ....あのさ......」


「ん?なぁに?」


そう聞くと彼は少し外を眺めながら


大きく息を吸い込んだ


反射で見える彼と視線が重なる。




「......す.....好きだ........」



彼は私の目を逸らすことなくじっと見つめている。


私の顔が自然と赤くなっていく


あまりチークを塗らないのに



今日は真っ赤なチークを塗ったみたいだ



「...わ,,,私も,,,す、好き」