【冬華side】
フッと私は目を覚ます。
するとそこは私の部屋ーーーーーーではなく。
一面灰色な世界が広がっていた。
真白という天使とあったところには似ていた。
「あんたか」
後ろの方で低い声がした。
でも、男の子の声では無い。低い、女の子の声。
「私を呼んだのは」
「……っ!?」
少し混乱しながら戸惑っていると。
「叶えてとか思ってたでしょ」
後ろから声がしたのでそっと後ろの方に振り返る。
そうして私が見たのは…。
つり上がった黒い目、ばっさり切られている黒髪、長身の女の子、この世界のような灰色のワンピース。真白という少女よりは無愛想っぽい。
「あんた、名前は」
私を見据えるように見つめながら聞く。
私はその目に恐怖を覚えた。
「こ…小宮冬華です…貴女は…」
「ああ、あたし?あたしは魔夜」
また、真白という女の子と同じように手帳にメモを書き始めた。
「あんた…あたしに頼んでいいの?あたしが叶えちゃうと…不幸が起きる」
そう行ったところで魔夜という少女は言葉を止めて息を飲んだように見えた。
ふ…不幸?
「どんな…」
「そうだな、病気を〜、事故を〜無くすだったら最悪そう願ったヤツが大きい怪我したり、危ないことが起きたり、病気になったり、かな」
〝病気を〟って言っている時点で私の心は読まれている気がする。
心を読む、的な、そう言った能力などがあるのかな。
「危ないことって…?」
「悪いね。規定で教えられない。」
き…規定。そういうことあるんだね…。
「で…どうするの」
「私はーーーーーーーーーー」
フッと私は目を覚ます。
するとそこは私の部屋ーーーーーーではなく。
一面灰色な世界が広がっていた。
真白という天使とあったところには似ていた。
「あんたか」
後ろの方で低い声がした。
でも、男の子の声では無い。低い、女の子の声。
「私を呼んだのは」
「……っ!?」
少し混乱しながら戸惑っていると。
「叶えてとか思ってたでしょ」
後ろから声がしたのでそっと後ろの方に振り返る。
そうして私が見たのは…。
つり上がった黒い目、ばっさり切られている黒髪、長身の女の子、この世界のような灰色のワンピース。真白という少女よりは無愛想っぽい。
「あんた、名前は」
私を見据えるように見つめながら聞く。
私はその目に恐怖を覚えた。
「こ…小宮冬華です…貴女は…」
「ああ、あたし?あたしは魔夜」
また、真白という女の子と同じように手帳にメモを書き始めた。
「あんた…あたしに頼んでいいの?あたしが叶えちゃうと…不幸が起きる」
そう行ったところで魔夜という少女は言葉を止めて息を飲んだように見えた。
ふ…不幸?
「どんな…」
「そうだな、病気を〜、事故を〜無くすだったら最悪そう願ったヤツが大きい怪我したり、危ないことが起きたり、病気になったり、かな」
〝病気を〟って言っている時点で私の心は読まれている気がする。
心を読む、的な、そう言った能力などがあるのかな。
「危ないことって…?」
「悪いね。規定で教えられない。」
き…規定。そういうことあるんだね…。
「で…どうするの」
「私はーーーーーーーーーー」