真桜「でもこの話は終わり!もう寝なさい。明日も保育園行くんでしょ」
真笑「はい…お客様もおやすみなさい」
晃輔「おやすみ真笑ちゃん」
お客様いることわかってんなら今言わなくてもいいじゃん
真桜「お見苦しいところお見せしてしまい申し訳ありませんでした」
晃輔「いえいえ良いのですよ…ただ、真笑ちゃんは望まれて生まれてきた子じゃないんですか?」
そりゃ今の話を聞いてたらわかるわよね
真桜「ええ。あの子は元夫との子供なんですが、私と元夫との関係は最悪だったんです。元夫は私を常に監禁状態…外に行くことも異性と関わることさえ許しませんでしたからね。」
晃輔「まさかDVを?」
真桜「……ええ。と言っても毎日毎日抱かれていただけなんですけどね。
1週間で抱かれた回数は100を超えますからね」
晃輔「1週間で!?」
もう限界だったんですよ
真桜「離婚したいと言っても許してもらえるわけなく、ただ妊娠が発覚したらすぐに実家の前に捨てていきましたよ」
晃輔「そんな人いるんですね」
そりゃ世の中に1人くらいいてもおかしくないわ
真桜「後日離婚届も郵送されてきて離婚したんですけどね…それ以来母も父も兄弟達も使用人ですら私を腫れ物のように扱うんです。」
晃輔「ならなぜ降ろさなかったんですか?」
おろさなかったんじゃない…おろせなかったの
真桜「おろせなかったんですよ。どうしても、あいつの血が流れているのは確かだけど、私の血も流れているから
でも現実はそう甘くはなかった。日に日に父親に似て行くあの子がとてつもなく恐怖に感じてあの子だって親の勝手に巻き込まれて生まれてきた被害者だから傷つけるのは間違ってる
でもどう接したら良いのか私にはわからない
だから父にお願いしたの…婚約したいって私が娘を傷つけてしまわないように娘を守ってくれる父親が欲しかった」
晃輔「わかりました。なら結婚しましょう」
えっ?
真桜「いいんですか?今の話を聞いて私を責めないんですか?」
晃輔「責めて欲しいのですか?仕方ないでしょう。ただただ冷たいだけなら許せませんけど、正当な理由があるんですから」
ほっとしたのも束の間私の頰をなにか暖かいものがつたった
晃輔「もう大丈夫ですよ…そんなに気弱なくてもこれからは私が付いています。
私が真笑も真桜ももちろん私の娘も愛していけるように頑張りますから」
真桜「あり、がとう、ございます。」
よかった。これでもう心配ない
そして早速次に日から同居することになり、親に挨拶に行くと
滉一「晃輔くん。くれぐれも真桜を傷つけないでくれ。もう大切な娘の泣いてる姿を見るのは懲り懲りなんだ」
お父様…
真衣「真桜大丈夫よ…晃輔さんはあの男とは違うわ。安心しなさい」
由香「真衣さんから全部聞いたわ。ありがとねバカ息子を引き取ってくれて」
晴翔「大丈夫さ。晃輔はアホだが根は優しい子じゃから」
晃輔「アホは余計だ」
真桜「ふふ、そうですね。晃輔さんはあって間もないですが優しそうですしね」
親への挨拶が終わったら私たちは寝室が用意されてるとかで、2人で寝ることになった
晃輔「同じベッドに入って大丈夫?」
真桜「大丈夫です。」
そういうと晃くんは布団に入ってきて私を抱きしめた
真桜「ひゃあっ」
晃輔「エロい声。大丈夫、初夜までがきちんと待つから、ただキスぐらいは我慢してもらわないとな」
えっ
真桜「ん!んんっ、ふぁ、んんんっ」
どんどん激しくなって行くキスに苦しくなってしまう私…
晃輔「やっぱ声エロいな」
もう!
真桜「どうしてキスを?」
晃輔「好きだから」
えっ?でも
真桜「奥さんは?」
晃輔「あいつは別に好きではなかった…が一度抱いた時に都合よく妊娠したから結婚したが、すぐに家を出てった」
晃輔「で、親父が行くパーティーにいたら真桜がきてそん時に一目惚れ。柄にもなく」
真桜「そうなの?一緒だね私もパーティーであなたに一目惚れして、まぁ感だったんだけどあの人なら大事な娘を守れるんじゃないかって思ってお父様にお願いしたの。他にお見合いをした人は合わなくて」
中には17歳で娘がいることを貶してきた人もいるし
晃輔「両思いになって抱きたいと思ったが真桜も眠そうだし明日にしよっか」
抱くって…
まぁ晃くんなら良いけど
晃輔「おやすみ真桜」
真桜「おやすみ」
晃くんってばどうして抱きしめたまま寝るのよ。緊張で眠れないじゃない
でもそう思ってるのも最初だけですぐに寝ることができた
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「おい、もっと足開けろ」
真桜「やめて…アッもう無理、ンンッはぁはぁはぁ」
なにこれ
真桜「いやお願いしますやめて。」
夢よね?
「俺から逃げれると思うなよ」
真桜「イヤー!!」
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晃輔「お…真桜…真桜!」
真桜「えっ?」
晃輔「大丈夫か?魘されてたぞ」
うそ…もう大丈夫と思っていたのに
真桜「ごめんなさい。」
晃輔「謝らなくて良い。どうした?怖い夢でも見たか?」
怖いなんてものじゃない
真桜「あの人が、夢に出てきた」
晃輔「え…」
あの人が
真桜「あの人が俺から逃げれると思うなよって夢で…」
晃輔「怖かったな…大丈夫僕が付いてる」
その言葉をきっかけにしばらく私は泣き続けた
晃輔「大丈夫?」
真桜「…うん。それより今から引っ越しよね?荷物準備しなきゃ」
晃輔「それならもう終わってる。真桜が魘されてたから荷物準備してもう配達させといた。真笑も奏恵と一緒に家に行ってから保育園にも連れて行った。奏恵も学校に行った」
まじすか
奏恵ってのは晃くんと元奥さんとの子供の名前
真桜「ごめんなさい。何から何まで」
晃輔「迷惑とか思ってないからきにすんな」
晃輔「さ、新居に行くか」
真桜「うん。」
真衣「真桜今度こそ幸せになるのよ」
滉一「晃輔くん真桜をお願いします」
晃輔「大丈夫です。任せてください」
真桜「お母様、お父様今までありがとうございました」
私は今までに家を去った
車で1時間ほどしたところで
晃輔「着いたぞ」
真桜「うん」
えっ?ここ?
大きいのね
晃輔「ほい、これ鍵な」
真桜「ありがとう」
晃輔「いいえ、入るか」
ガチャ
ギュー
晃輔「まだ顔色悪いな」
真桜「大丈夫よ」
晃輔「大丈夫じゃない。消毒してやるよ」
えっ?
真桜「ンッ!ンンッ」
晃輔「すっごいエロい声。感度はどうかな?」
感度とか恥ずかしいこと言わないでほしい