学校へと続く道のりを歩いてると、ふと横断歩道が見えてきた。

ちょうど赤に変わる所のようで、カチカチと点滅している。

普通の人なら、ここで青になるまで待つはずだ。

でも今の精神状態の私は・・・・。

このまま道路に身を投げ出して、死んでしまおうか・・・。

そんなふうにさえ思ってしまう。

それほどまでに私は、追い詰められてしまっていた。

半ば意識が朦朧として、一歩踏み出そうとした・・・その時。


私より先客がいたようだ。