私の視界に飛び込んだ、その先には・・・。

まだ小学生くらいだろう、小さな男の子。

向こうから走ってくるトラックに気付かないまま。

持っていたボールが道路に転がったのを追いかけるように、その男の子は道路の中へ・・・!!


「危ないっ!!」

私はとっさに、その男の子の手を引いていた。


危機一髪!!

何とか車には轢かれず、助かったものの・・・。

私は今にも心臓が飛び出しそうなくらい、バクバクしていた。