「でも私は……。」
優馬君が好きだから…。
「分かってるよ!雪姫ちゃんは先輩の事が好きなんだもんね♪」
「うん…。話聞いてくれてありがとう…夏菜ちゃん。」
「いいよ〜!だって友達だもんっ!」
夏菜ちゃんのおかげで、友達の有り難みを初めて感じた。すごく辛かったのに、いつの間にか少し気分が楽になったし、人に話す事でこんなに気持ちが楽になるなんて思わなかった。
時計を見ると、随分話し込んでたみたいで、午後1時過ぎていた。
「お昼過ぎちゃったねぇ…あ!これからお昼ついでに、2人で出掛けない?」
「うん…いいよっ!」
私達はそれぞれに着替えると部屋を出た。
少し歩くと大きなショッピングモールがある。
中に入るとまずはパンケーキがあるおしゃれなお店でランチを食べる。
それが終わると、中を歩きながら色んなお店を見て回った。