結局そのあと、陣先輩に励まされ続けて、爽太くんにはちゃんと謝るって約束をして別れた。



……だから、今から私、爽太くんに電話します……!



「き、緊張する……」



まずなんて言おう。

今日のこと謝って、そしたらちゃんとヤキモチだって言って……それで……



もう、電話かけちゃえ!



そう思っても一向に通話ボタンを押せずにさらに15分。



突然、携帯が鳴った。



「え、え、え!? 爽太くん!?」



相手はどうやら爽太くんで、速攻電話に出ると、ちょっと声の低い爽太くんが出た。



『もしもし』



「も、もしもし……」



『あの、さ……今日ごめんね』



「え?」



突然の謝罪に内心パニックになりつつ、爽太くんの次の言葉を待った。