仕事も終わってスーパーでハンバーグの材料も買い終わり、自分の住むマンションの入口へと入る。
圭介さんが来る前に早くご飯作らなきゃ。
買い物袋を抱えエレベーターの前へと行くと、一人のスーツの男性が立っていた。
うわ最悪。
あんまり住人の人とエレベーターに乗るタイミング、かぶりたくないんだよね。
次のエレベーターを待とうかと距離をとろうとすると、男性は私の方へと振り向いた。
あ、気づかれた。
男性は私に軽く会釈をする。
私も続いて会釈を返した。
さすがに一緒のエレベーターに乗るしかないかな。
諦めて私は男性の一歩後ろでエレベーターを待つことにした。
男性は私と同い年くらいの年齢で、身長は170センチくらいかな。
黒髪で少しワックスをつけ毛先を遊ばせている。
圭介さんとは違うタイプだと感じた。
「お姉さんって、俺の隣の部屋に住んでますよね」
いきなりの話題に私はビクッとする。
男性は想像していたよりも低い声だった。
「え…そうなんですか?じゃあ701か703?」
「701号室です。三枝武人(さえぐさたけと)と言います。お姉さんは?」
初めて会った知らない人に名乗りたくはないけれど、お隣さんみたいだし名乗らないわけにはいかないな。
「松岡(まつおか)…です」
あえて下の名前は伏せた。
お隣さんだけど、今後関わることなんてないだろうし、名字だけで十分でしょ。
「下の名前は?」
なんで…何でそこまで聞いてくるのだろう。
もしかして、ナンパなのかな。
圭介さんが来る前に早くご飯作らなきゃ。
買い物袋を抱えエレベーターの前へと行くと、一人のスーツの男性が立っていた。
うわ最悪。
あんまり住人の人とエレベーターに乗るタイミング、かぶりたくないんだよね。
次のエレベーターを待とうかと距離をとろうとすると、男性は私の方へと振り向いた。
あ、気づかれた。
男性は私に軽く会釈をする。
私も続いて会釈を返した。
さすがに一緒のエレベーターに乗るしかないかな。
諦めて私は男性の一歩後ろでエレベーターを待つことにした。
男性は私と同い年くらいの年齢で、身長は170センチくらいかな。
黒髪で少しワックスをつけ毛先を遊ばせている。
圭介さんとは違うタイプだと感じた。
「お姉さんって、俺の隣の部屋に住んでますよね」
いきなりの話題に私はビクッとする。
男性は想像していたよりも低い声だった。
「え…そうなんですか?じゃあ701か703?」
「701号室です。三枝武人(さえぐさたけと)と言います。お姉さんは?」
初めて会った知らない人に名乗りたくはないけれど、お隣さんみたいだし名乗らないわけにはいかないな。
「松岡(まつおか)…です」
あえて下の名前は伏せた。
お隣さんだけど、今後関わることなんてないだろうし、名字だけで十分でしょ。
「下の名前は?」
なんで…何でそこまで聞いてくるのだろう。
もしかして、ナンパなのかな。