「そうですね。 この話は、貴方にする前に 赤羽くんの親族の方と 話を通すべきなのですが……」 「必要ないと思います。 話をしても、見舞いどころか 心配すらもしないと思うので」 めぐが淡々と言い放ったその言葉に、 母さんは目は見開いて驚いた。