その先の言葉が出てこなかった。

何を言っていいのか・・わからなかった。

言いたいことは山ほどあるけど、言い出せない。

そんな私の気持ち・・諒は知ってるの?


そしてどんな気持ちで私のこと抱いたの・・?


昔、捨てた私への同情かもしれない・・。

でも、そんなのかまわない。

たとえ同情でも・・今は私のそばにいてくれる。


・・諒・・貴方の名前を私は何回も心の中で呟く・・。


どうか・・今だけはこのまま甘い夢を見させておいて・・。

すぐに醒めることならば・・せめて今だけはこの夢に酔いしれていたい。


そうして私は何回傷つけ捨てられても、この恋に溺れていく・・。