諒の顔は次第に穏やかになっていった。

そして涙でぐしょぐしょの私を抱き上げ、今まで作業をしていた机の上のものをすべて乱暴な手つきで床に落としその上に私を乗せた。


諒と私はしばらく見つめ合ってお互いを確認する。


そんな私たちにもう言葉はいらない・・。


抱き合い・・そしてキスをする・・。


普通の恋人同士がする当たり前のこと・・。


気性が行動を左右する。

激しく・・そして熱く。

こんなにも諒を求めている。

「諒・・諒・・」

私は何度も諒を求める。手探りして求める。

「ああ・・ここにいる・・離さない・・沙都・・」

そんな私の手を握りしめながら諒は私の気持ちに応えた。


彼は私の服を脱がし始める。

私も彼の与える快感に溺れる。

もう・・どうなったっていい・・。

このまま地獄に堕ちてもいい・・。


もう、とまらない・・。

もっと私に触れて・・抱きしめて・・。

あなたの鼓動がきこえるように・・。

どこにもいかないで・・。

こうして抱いていて。

愛しい貴方。