「え?別に。沙都ちゃんと遊ぶために来たんだけど・・」


・・・。

・・・。

・・へーーーーーー!?

何で!?どうしてよーー!?

何でそうゆうことになるのーーー!?

「さ、行こーーっ」

そう言って諒は私の手を取りサッサと目的地に向かった。

どこに向かってるのか、何でこんなことになってるのか・・。

全然わからない。

本当にわからない。

この人、何考えてんだろ・・。


でも私・・不謹慎かしら・・?それとも変なのかな・・?

こんな状況にドキドキしてる。

ワクワクしてる。

諒と繋いだ手が熱い。

鼓動が早くなる。

頭ん中真っ白。

何もわからない・・体だけが動いてる。

しゃべりたくても声を発せられない。

どこにいくんだろう・・。


「さー、ここでいっか」

諒は静かに私を見た。

「ここでいい?沙都ちゃん」