「またここにいんのかよー」
直哉が言う。
そう、私のお気に入りでボーっと妄想する場所。
私と直哉の所属するクラス、6年1組の窓際の一番後ろ。
私はいつも物憂げにそこにいる。
例によって今もいたりする。
「なんだよ沙都、今日はいつにも増してボーっとしてんなー・・」
直哉は勘がいい。
これがこの子の特徴だ。昔から直哉には隠し事ができない・・。
「うん・・まあね・・」
そして直哉はそれ以上聞かない。
「あ、そういえば彰樹は?」
私は話題を変えた。
いつも直哉の傍らにいる親友の彰樹の姿がなかったので気になった。
外見、性格共に冷めた感じで、何に興味があるのかないのかよくわからない子・・。
「あー・・彰樹?アイツ私立中学受けるみたいでなんか今職員室いってる」
「え・・私立?」
彰樹が私立・・?なんか意外だなー・・。
あれ・・でもたしかあの子塾とか行ってなかったし、学校もサボりまくりだし、学校来ても寝てるし・・。
んーー・・わからない子だなぁ・・。
きっと頭めちゃくちゃいいんだろうなー・・。
直哉が言う。
そう、私のお気に入りでボーっと妄想する場所。
私と直哉の所属するクラス、6年1組の窓際の一番後ろ。
私はいつも物憂げにそこにいる。
例によって今もいたりする。
「なんだよ沙都、今日はいつにも増してボーっとしてんなー・・」
直哉は勘がいい。
これがこの子の特徴だ。昔から直哉には隠し事ができない・・。
「うん・・まあね・・」
そして直哉はそれ以上聞かない。
「あ、そういえば彰樹は?」
私は話題を変えた。
いつも直哉の傍らにいる親友の彰樹の姿がなかったので気になった。
外見、性格共に冷めた感じで、何に興味があるのかないのかよくわからない子・・。
「あー・・彰樹?アイツ私立中学受けるみたいでなんか今職員室いってる」
「え・・私立?」
彰樹が私立・・?なんか意外だなー・・。
あれ・・でもたしかあの子塾とか行ってなかったし、学校もサボりまくりだし、学校来ても寝てるし・・。
んーー・・わからない子だなぁ・・。
きっと頭めちゃくちゃいいんだろうなー・・。