「るり様~!最後の願いは、もうしたんですか?」


ふいにそんな言葉が聞こえてきて、私はすぐにその大群に加わった。


「そうねぇ、もっと、有名になりたい、かな。」


まだ有名になりたいのか。


私は驚いた。


ここまで傲慢だとは思わなかった。


どうやら取り巻きの皆もそのようで、


皆一様に目を丸くしていた。


「そ、そうですか!叶うと、いいですね!」


「そうね。」