そこからしばらくたったある日。


久しぶりにるりちゃんが学校に来た。


どうやら学校を辞めるようだった。


皆悲しんでいたが、こんなことなんてすぐに忘れるだろうと私は思っていた。


久しぶりに見たるりちゃんはどことなく疲れたような顔をしていた。


前までの威厳が無くなっていた。


そんなるりちゃんに気づいていないのか、取り巻きたちはるりちゃんの周りに群がる。