「圭太センパイもステキですね!」
「いいよ、とってつけたように言わなくても」
今の私が精一杯言える本音をぶつけてみるけど、本気にされてない。ニヤニヤ笑ってる。
「もうっ!ホントですよ~!!」
「そう?サンキュ」
サラッと言うし!
「高校でモテてるんじゃないですか?」
「ん~、そうでもないけどな」
「否定しないし!」
「ウソウソ。モテません」
すっごい余裕のあるカオ。
絶対モテてるんだ……。
好きな人がモテてるのはフクザツ……。
でも、そんな人と今日は2人きりでご飯だもん!
自信もつぞぉ!!
「とりあえず、中入ろうぜ」
「はい!」
私たちはファミレスに入った。