無理を承知で言ってみる…



…いや、無理でしょっ!


あんなに女の子が周りにいて

『今日一緒に帰ろっ?』

なんて言えるわけない!!


視線絶対痛いし、後でボコボコにされそうだし…


そう思っていると、次の授業が始まる予鈴がなる。


それと同時に夏樹くんの周りにいた女子達が、一斉に散っていった。



…今しかない


今ここで言うしかないっ!



「あ、あのさ…」