「きゃぁぁぁっ!舞ちゃん、おめでとうっ!!!」



「よかったね…!!!」


片平さんと付き合えることになった私は、2人に報告した。



友達は口々に祝いの言葉を述べてくれる。



…すごく嬉しくって、たまらなかった。






「でもなんか……少し…嫌な予感がするの。」




満日と琴がそう呟いていたことなんて、幸せ真っ只中な私は気づかなかったんだ。





これが、運命の人と出会えるきっかけになるなんて、これっぽっちも思わなかったから。