時計を見ると11時過ぎ。
そろそろ出なくちゃ。

身長が低い私はいつも高めのヒールを履く。
今日はいつものお気に入りのパンプス。

鏡を確認して家を出た。

瑠依,可愛いって思ってくれるかな…。
少しでも彼の前では可愛くいたい。
そうでもしないとあんなに素敵な彼とは釣り合わないから。

電車に乗っている間も頭の中は彼のことでいっぱい。
あぁ。彼のこと好きすぎだなぁ。