***





──ピンポーン。





パチッと目が覚める。

何か、不思議な夢を見ていた気がする……。





──ピンポーン。





私は、こたつから飛び出すと、乱れた髪を少し整え、玄関へと向かう。




ガチャリと扉を開けると、サンタの衣装を着た若い男性。




「あ、荷物が届いてるんでハンコ良いですか?」



「あ、はい!」




荷物を受けとると、足早にこたつへと向かう。


あー……寒い。

中に入って、その箱を見つめる。



そして、私は目を見開いた。







『差出人 長代和樹』