「私の・・・せいですか・・・?私が、勝手なことをしたから・・・」
「それは違う。断じて、それは違う」
「でも・・・」
「ひなのことがあってもなくても、いづれは起きていた戦争だ。それが早まっただけの事」
それでも、引き金を引いてしまったのは私なんだ・・・。
争ってほしくなんてない。
それでも、そうしないと守れないものもあるのだという事もわかった。
私の日常とはかけ離れすぎているこの世界で。
私の感覚で見てはいけないってことも。
納得いかないことも、納得しなくちゃいけないんだってことも。
この世界で生きるなら。
この世界を選ぶなら。
「それに伴い、此度シーエン王国にも協力を要請したいと思っている」
「シーエン王国・・・」
エリック王子のいる・・・。
この間の戦争にも挙兵してくれていた。