「俺に屈しないだと!偉そうに叫んだ結果、俺のもとめた結果をもたらしてくれるなんてな!バカな女だ」

「貴様ッ!!」

「口を慎め、愚民ども」




仮にも他国の王。
しかし、敵対している相手だ。
敬えるわけもない。



「あと少し待てばよかったものを。お前らは、随分信用されていないのだな」



その言葉にグッと唇を噛む。


私自身思っていたこと。
どうして、待って下さらなかったのか。
私たちの助けを待とうとは思えなかったのか。



待つよりも、死を選んだのですか、ひな様・・・。