私は話し続けた。

全てのことを。



恵美香たちから見放されたこと。

可奈に会いたかったけど傷つけたくなかったこと。

自己嫌悪に陥ったこと。

それからはなぜか水音と女子の声が苦手になったこと。

林間学校で何かを思い出しそうになったけどとても苦しかったこと。


そして、可奈からの手紙を見つけたこと。


、、、今日、ここに来たこと。





可奈は黙って聞いてくれた。





私は最後に言った。

私が一番言いたかったことを。

「今までごめん。

あと、ありがとう。

私は、可奈が好き。

誰に何と言われようとも。」