悲しげな顔をした君を助けようと、自分の手で守ろうと心に決めたあの頃。







その時抱いたこの気持ちは未だに俺の胸の中で疼いていて。







もしかしたら、君を助けようと行動に移せたあの頃の方がずっと勇気があって今なんかよりも強かったのかもしれない。







君と話している時、俺が君を笑わせようとすると君はクスッと上品に笑った。







その笑顔を守りたいと思った。