『あの日の事後悔してるの。』


あたしがずっと言いたかった事。


『あの日って?』


『別れた日の事。』


『あー。』


『あたし別れたくなかったんだ。本当は。』


『えっ?』


『本当に好きだったもん。』


『本当に?』


『うん。』


夢だからかな。
あたしは素直だ。


『そっかー』


俯きながら呟いた。


『別れてなかったらどうなってたかな?』


『今もこうして抱き合ってんじゃないかな。』


龍ちゃんは笑いながら答えた。