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予鈴が鳴るよりも早く視聴覚室へと向かい、授業の準備を始める。
窓を開けて換気。
ホワイトボードのマーカーがちゃんと揃ってるかチェック。
あれ、赤は?赤色が見当たらない。
ようやく教台の下に転がっているのを拾い上げるも、インクが出ない。
多分隣の準備室にストックがあるはずだ。
準備室の鍵は持ってきてないけど、視聴覚室のドアからなら鍵がなくても入れる。
「…どこだろ」
準備室はカーテンが引かれているためにいつも薄暗い。
棚の引き出しかな?それとも、上の引き戸の中とか?
「美夜」
「きゃっ!」
急に、廊下側の出入口付近から誰かが立ち上がった。
ビクッとしたものの、それが明日斗だと分かった私は大きく息をついて彼を見上げた。
「あれ、もしかして鍵を持ってきてくれたの?」
さっき明日斗とは職員室の前で会ったし、冴木くんとの会話だって聞いていた。
それに鍵がなきゃ、廊下側の出入口からは入れない。
入れるのは今私が通ってきた視聴覚室と繋がってるドアしかなくて……。
予鈴が鳴るよりも早く視聴覚室へと向かい、授業の準備を始める。
窓を開けて換気。
ホワイトボードのマーカーがちゃんと揃ってるかチェック。
あれ、赤は?赤色が見当たらない。
ようやく教台の下に転がっているのを拾い上げるも、インクが出ない。
多分隣の準備室にストックがあるはずだ。
準備室の鍵は持ってきてないけど、視聴覚室のドアからなら鍵がなくても入れる。
「…どこだろ」
準備室はカーテンが引かれているためにいつも薄暗い。
棚の引き出しかな?それとも、上の引き戸の中とか?
「美夜」
「きゃっ!」
急に、廊下側の出入口付近から誰かが立ち上がった。
ビクッとしたものの、それが明日斗だと分かった私は大きく息をついて彼を見上げた。
「あれ、もしかして鍵を持ってきてくれたの?」
さっき明日斗とは職員室の前で会ったし、冴木くんとの会話だって聞いていた。
それに鍵がなきゃ、廊下側の出入口からは入れない。
入れるのは今私が通ってきた視聴覚室と繋がってるドアしかなくて……。