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「おい、ブルーフェイス!」

「うるさい」

その日の昼休み、またしても龍が私の隣に腰を下ろす。

「あー、やっぱ屋上は気持ちいいな」

……無視。

「頂きます」

「……」

「なんだよ、ブルーフェイスはまた昼抜きかよ」

「分かってんなら隣で食べないでよ」

ムッとして見上げると、龍は私をジロジロと見て呆れたように口を開いた。

「それ以上細くなってどーすんの」

「明日斗を振り向かせるの。明日斗は脚が細い子が好きなの」

「バカみてぇ」

「リア充の龍には分かんないよ。私の事はほっといて」

「あそ。いただきます」

龍はどうでもいいといったように手を合わせるとお弁当を食べ始めた。

「あー、うま」

「良かったね!」

ダメ。龍のお弁当めちゃくちゃ美味しそう。

……ジャーマンポテト?カレーのいい匂いがする。

「カレージャーマン食べたいの?」