「ん?」

「昨日さ、奏楽俺のこと好きってゆってくれたじゃん?」

「う、うん…」


ちょっと、詩くん。にやけないで下さい


「でね、俺的には付き合えたらめっちゃ嬉しいわけ」

「え!!う、うん」

「でも、俺持病持ちだからずっと奏楽を守ってられるわけじゃない。それでも良かったら付き合お?」

「詩くん…」

「ん?」

「私、大丈夫だよ!むしろ、私が詩くんのこと守るよ!!だから…よろし…くお願いし…ます」



今度こそ、涙が溢れた私はそれから長いこと詩くんの腕の中で泣き続けた