ドキドキしながら屋上の少し重いドアを開く。え、男の子?
あ、あの子は確か・・・同じクラスで、
あ、そうだ!木色詩くんだ!!大人しくていつも、音楽を聴いてる子・・・だよね?

こんなにかっこよかったっけ?

「あ!」

あ、バレちゃった・・・

「風村さん・・・だったよね?同じクラスの。」

「あ、はい。歌・・・上手なんだね。」

「そうでもないよ。第一僕そんなキャラじゃない し」

見苦しいもの見せてごめんね。と木色くんは荷物をまとめて屋上のドアをめがけて歩いていく。