「お前、何が言いたい?」
仮面と副総長の会話の意味が分からない。なんで仮面がここにいる?
「そんなの、すぐ分かるよ。」
あいつがそういった直後、うるさいバイクの音が聞こえる。
ぞろぞろと中に入ってきたやつは武器を持っている。鉄パイプ、ナイフ ・・・
「イトヤ、セイヤ、強そうなやつから片付けろ。」
シンと呼ばれていた男が二人の仮面にいう。
「了解!!」
「お前ら、危ないと思ったら1人で戦うな!!」
「はい!!」
俺の指示と同時に始まった抗争。相手はどこだか分からない。
「・・・・・・速い」
仮面の男達の動きを見て素直にそう思った。無駄がない。そのおかげで俺に敵があまり来ない。その間、俺は周りを助けることに徹底する。