「言われなくても行きますよっと!」
そういって俺に飛びかかってきた。それからは攻防戦。
「なぁ、燐、お前の本性って結局どれなの? 」
「どれって、全部なんじゃん?今は俺の一部だし?」
「ふーん。 ま、いいや。燐って器用そうで、不器用だよね。」
なに言ってんの、こいつ?相変わらず意味深なことをいう。こういう時だけ感情が出やすくなるから人と話すのが嫌なんだよな。
「知るかそんなの。てかさ、朔夜腕鈍った?」
イラッとしたからお返し。
「なわけ笑笑 まだ身体が温まってないだけだよ!!」
そういって蹴ってくる。俺はそれを受けたようにみせかけて、流す。