「てか、燐性格変わりすぎだから。生き生きとし過ぎて怖いよ。」
航の言う通り、普段の俺とはかけ離れた性格だろう。まぁ、これは本能だし。
「当日なのに消耗させて悪かったな。先戻っててくれね?」
「了解。 放課後には全回復だから大丈夫!! ほんといい運動になりすぎたぜ!!」
「そりゃどーも。」
2人は先に校舎に入っていった。まぁ、教室に戻るかどうかは分からないが。
「朔夜、隠れてないで出てくれば?」
「やっぱりバレた? 珍しく燐が暴れてるから付いてきちゃった。どういう心境の変化?」
「別に。緊張をほぐそうと思っただけ。」
「ハハッ ほんと燐は見かけに寄らずに優しいよね。」
「うるさい。 1戦来いよ?」