「そうじゃなくて、いや、そうなんだけど、このままじゃ俺の頭がキャパオーバーなんだよ!」 訴えかけるように言ってくる慶也。俺は慶也がキャパオーバーっていう言葉を使いこなせたことに関心している。 「だいたい事情は分かったから落ちつけ。」 もう完全になだめモードに入った航。慶也なんてもう泣きそうな子犬レベル。 「・・・好きにすれば。」 「本当に!?」