捨て台詞を吐いて逃げていくやつら。口が達者な上に人任せなやつだな。これで面倒事が1つ消えたからいいが、あの2人がここまでするとは思わなかった。こういうのはバレた後が1番めんどくさい。

















俺は2人にバレないうちにここから去ることにした。



















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「湊谷くーん!! また寝てる〜! もうお昼だよー!!」

















昨日といい、今日といい、いつも授業中寝ている俺は慶也達に起こされるのに慣れていて大体この時間は起きてない。だけど一方的にガン無視状態だから隣の女が起こしてくる。













「ん。どーも。」















「航君たちとはケンカ中? 一緒にいないのって珍しいね。」



















「知らね。 向こうの都合だろ。」















他人行儀かのように言う。俺には関係無いことだから。













「ふーん。 随分と客観的だね。 早く仲直り?出来るといいね。」
















「ん。」