「サンキュ。 助かった。」 「俺は燐の蹴りで死ぬと思った。」 この状況で冗談をいえる慶也。あながち冗談では無いかもしれない。 「もういないと思って油断したな。」 ちょうど俺らの死角から出てきた。助かったから良かったな。 「最後まで油断すんなよ。」 「「スイマセン。」」 俺が言うと2人は声を合わせて謝ってきた。ま、一応終わったことだし、長居は無用だ。 「今のうちに早く行こう!!」 「ん。」