慶也と航をすり抜けてこっちを目掛けて来るやつが1人。喧嘩が出来ないやつを狙うのは卑怯だが、戦略としてはいいのかもしれない。









ドカ










俺は蹴りで相手を倒す。









「「燐!!!」」










2人が音に反応して後ろを振り返る。俺はその後、全速力で2人の元へ走る。








2人は何してんのっていう目で見られているが、俺にしたらそれはお前らにいう言葉だ。








「ヤベェ!!」








やっとこの事態に気づいたのか。さっき後ろを向いて隙ができたところで、殴り込んできそうなやつが2人。








「伏せろ!!」









俺はそう言ったのと同時に回し蹴りをする。 航と慶也は間一髪で避けられた。