「ん? 燐? ・・・・・・燐! そうか。これはまた珍しい。」 後ろから出てきた俺に気づいた店主。 「どうも。」 俺はそう言って店主である宮島さんとアイコンタクトをとる。 何も言わないで欲しいという目を向けて。 「まぁ、ゆっくり見てくれ。 燐、最近のバイクの調子はどうだ? ちょっと彼を借りるね。」