「あ〜、そういえばさ、燐」 口を濁して喋る航。多分さっき椿が言ってたこと絡みか。 「隣の地区の暴走族が近くで最近暴れてるらしい。 まだここら辺は大丈夫だと思うけど夜とかあんま出歩くなよ。」 心配性。なんか2人とも俺に過保護すぎだと思う。二人からして俺はどう見られているんだ。 「ん。」 一応返事だけは返しておく。 「俺の心配はしてくれないのー」 ふてくされて聞いてくる慶也。てかお前喧嘩できるだろ。