「ねぇ、りっくん。もう切っちゃったけどさ、本当にいいの?」
「あぁ。 やっぱり麗に切ってもらって正解だった。 それにもう、隠すのはやめた。」
今までは自分を隠すために伸ばしていた髪。それをバッサリと切った俺は何も隠すものがない。
「そっか。 りっくんなら大丈夫だよ。・・・・・・それに、すっごく似合ってる。」
照れながら言う麗。麗の言葉にはなんだか安心するものがある。なんの根拠もないのにな。
「・・・んっ/////」
「ありがとな。」
俺から軽い口付けをされた麗は顔が真っ赤に染まっている。いまだに慣れていないらしい。