こういう時はスルーだ。スルー。 「なぁ、聞こえてんのー?」 それでも無視をし続ける俺。そのままどっかいってくれ。 「あぁ、君喋れないんだったね。」 何言ってんのお前。そんな訳ねぇだろ。 まぁ、お前らと喋ったことがないから無理もないが。 ピシャ 通り過ぎた時にジュースがかかってきた。 気持ち悪。 ベトベトになんじゃん。ニヤニヤしてんのキモイし。絶対口には出さないけど。 「ごめんね。 手が滑っちゃった。」