「わかりました、頼りにしてます笑」
「おう」
。♥︎。・゚♡゚︎・。♥︎。・゚♡゚︎・。♥︎。・゚♡゚︎・。゜♥︎。゚♡゚︎・
一週間後
「郁美、おはよう」
「おはよう翔子、なに、今日寝坊?」
いつも郁美のアパートに迎えに来る翔子だが、この日はいつまでたっても来ず、別に約束してないし、鍵が閉まってたら行ったんだと思うだろうと思い、1人で学校に来ていた。
「ちがうよ、私、寝坊なんてしたことないんだからね。それよりも、あんたの知り合いかな、
愛馬郁美さんとは同じ学校か?って聞かれたの」
「え、私?」
「うん、心当たりある?男の人だったんだけど、郁美、お兄さんとかいなかったよね?」
「うん、私一人っ子だったから、親戚の誰かかな」
郁美は前に学校に来ていた北村美智子に電話をしようとしていた。
「でも待って、そんな年配の人じゃなかったよ。結構若めで、んー、貝塚さんとそこまで変わんなかった気がする、」
「あ、そっか」
親戚の中にそんな若い人がいないことを思い出した郁美は電話をするのをやめた。
「その人の顔どんなだった?」
「そんなこと聞かれても、年齢層と男か女としか、、そんな大層なことじゃないと思ったの」
「そっか、わかった、教えてくれてありがとね」
郁美は若干気味が悪くなり、恭太に相談しようと思っていた
その日の放課後。
「郁美、ごめん、今日、彼氏とデートでさ」
「わかったよ、楽しんで来てね!」
「また明日!」
午後4時30分。
郁美がアパートに帰ろうとするが
どこからか、視線が向けられていることに、郁美は気づけなかった
☆*:,*(●´∀`)人(´∀`●)*・:*
「ただいまー」
郁美は誰もいない部屋に入ってそう言った。
(そう言えば…)
郁美はついさっき翔子に言われた若い男性のことと、恭太に言われたことを思い出し、考えた。
「まさか、ね」
ピーンポーン
「あれ、貝塚さんかな」
しかし、郁美は恭太が来る時は声をかけると言っていたのを思い出した。
「どちら様ですか?」
「…」
郁美は恐怖を覚えドアを開けまいと少し震えながら立っていた。
ピーンポーン
ドンドンドンドン
「(怖い……貝塚さん…助けて)」
郁美はベッドに潜り込んで震えた。
何分経っただろうか。またピーンポーンとなった。
いくみはドキッとしたがすぐに
「愛馬さん?俺だけど、貝塚です」
郁美は震えながらドアを開けた。
「こんばんは、ごめんね、急に…って、え、どうした?汗すごいけど、顔色も悪いよ」