教室の隅にある、卒業カウントダウンのカレンダー。
可愛らしいイラストの上に書かれた、卒業まであと7日、と言う文字。
あと一週間。
あと一週間で、私はこの学校を去る。
あと一週間で、私は彼とお別れをする。
既に泣きそうになる私に、亜咲はこう声をかけた。
「桜花…、こんなことを言える立場か、分かんないけど…。卒業式、告白してみたら?」
告白。
告白、かぁ。
沈黙する私に、亜咲は慌ててつけ加えた。
「…も、もちろん、桜花の意志でだよ!やめとくって言うなら止めないし、やってみるって言うなら…。」
「やってみる。」
すぱっと言葉が出た。
亜咲は、目を大きく見開いている。しばらくして、いつもの穏やかな彼女の顔に戻った。
「やってみるって言うなら…、応援するよ!全力で!」
私は再び、亜咲に背中を押されたのだった。
可愛らしいイラストの上に書かれた、卒業まであと7日、と言う文字。
あと一週間。
あと一週間で、私はこの学校を去る。
あと一週間で、私は彼とお別れをする。
既に泣きそうになる私に、亜咲はこう声をかけた。
「桜花…、こんなことを言える立場か、分かんないけど…。卒業式、告白してみたら?」
告白。
告白、かぁ。
沈黙する私に、亜咲は慌ててつけ加えた。
「…も、もちろん、桜花の意志でだよ!やめとくって言うなら止めないし、やってみるって言うなら…。」
「やってみる。」
すぱっと言葉が出た。
亜咲は、目を大きく見開いている。しばらくして、いつもの穏やかな彼女の顔に戻った。
「やってみるって言うなら…、応援するよ!全力で!」
私は再び、亜咲に背中を押されたのだった。