思えば、それが間違いだった。



ノリで撮った翔世君とのプリクラが、クラス中に出回り、付き合っていると勘違いされた。



否定しても、それすら、苦しまぎれのいい訳にしか聞こえないらしかった。





それをほどなくして、私ははりー君にフラれた。




私の本気の告白は、こうしてあっけなく、終わりを遂げたのだった。